FXの3つのトレードスタイル(手法編)

 

※この記事は過去運営ブログからの転載です。

 

FX投資にはたくさんの投資手法がありますが、
大きく分けると以下の3つのスタイルに分類することが出来ます。

①裁量トレード(一般的なトレード)
②スワップトレード(金利差を利益にするトレード)
③システムトレード(自動売買)

それぞれについて詳しく説明する前に、
簡単に「円高と円安」について確認しておきます。

これは初心者の方にはわかりにくい部分ですが、
非常に大事なことですのでしっかり読んで下さい。


例として「円とドル」の組み合わせで説明します。

次の二つの内、どちらが円高でどちらが円安かわかりますか?


1 ドル=110 円  または  1 ドル=100 円


110 円の方が円高だと勘違いがちですが、実際には110 円の方が円安です。


例えば、1 ドルのハンバーガーがあったとします。

先月は100 円で1 ドルのハンバーガーを買えましたが、
今月は110 円を払わないと1 ドルのハンバーガーは買えません。


同じ1 ドルのハンバーガーなのに、今月は110 円払わないと買えないと
いうことは、「円」の価値が落ちてしまったということになります。


「円」には今月より先月の方が、価値があったのです。

 


先月の状態は円高ドル安の状態です。

そして今月の状態は、円安ドル高の状態です。


簡単に言うと、100円→110円と円の数字が上がったら円安
逆に110円→100円と数字が下がったら円高なので、

 


円の数字と逆になると覚えて下さい。

 

①裁量トレード ~ポジションについて~

 

これは最も一般的なトレード方法で、
二国間の通貨を売買することで得られる為替差益型の投資方法です。


例えば1ドル=100円のときに1万ドルを買って、(=円を売って)
1ドル=110円のときにドルを売れば(=円を買えば)、

110円-100円=10円

1ドルあたり10円の利益、1万ドルあたり10万円の利益が出ます。


ここでもう一点説明しておきます。

先程の1ドル=100円のときに1万ドルを「買って」、
ドルのまま売らずに保有している状態のことを1万ドルの「買いポジション」と言います。


ポジションとは未決済のまま保有している取引状況のことです。


「買い」で持っている状態にある通貨を「買いポジション」

「売り」で持っている状態にある通貨を「売りポジション」と言います。

 

② スワップトレード ~スワップについて~

 

 

「スワップ」とは日本語で「交換する」という意味です。

FXで言うスワップ投資法とは、2つの通貨の「金利差を交換する方法」です。

(スワップは、金利スワップ、スワップ金利、スワップポイントとも言います。 )


FX取引では2つの国の通貨のペアで取引を行いますが、
各国の通貨の金利(政策金利)は同じではありません。


また、豪ドルと日本円の金利が以下のようだったとします。

◇豪州ドルの金利・・・6.75%
◇日本円の金利・・・・0.50%


金利の低い日本円を売って、金利差の高い豪ドルを買うと

6.75%-0.50%=6.25%

6.25%の金利差を受け取ることができるのです。


逆に金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買う場合には、
スワップを支払わなければいけない、ということになりますので注意が必要です。

次の表は1万通貨を所有していた際に、

一日当たりに受け取ることのできるスワップ金利です。
(スワップ金利は会社によって違います。)


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ここで言う買スワップとは、「AUD/JPY」において、AUD(オーストラリアドル)をJPY(日本円)で買った際に一日で得られるスワップ金利のことです。


ここでは円で1万豪ドルを買った場合は、104円が毎日口座に振り込まれるということです。


逆に豪ドルを売って円を買うと、毎日108円が引き落とされていくことになります。

つまり、売り買いを同時にすると、108-104円=4円を毎日支払う必要があるということです。


日本の円は、スイスのフランと並ぶ世界でも有数の低金利通貨です。


日本は世界でも有数のスワップ投資法に適している国と言っても過言ではありません。


なお、スワップトレードは長い期間ポジション保持し、少しずつ資金を殖やしていくことが前提ですから、高いレバレッジをかけることはありません。

 


推奨レバレッジは、2倍~3倍程度です。

スワップ投資は、短期トレードのように相場の動きを常にチェックしながら細かい売買を繰り返す必要はありません。

 


1日あたりに発生するスワップポイントは微々たるものですが、
1万通貨単位の豪ドル/円のスワップポイントが100円だとしたら、

1ヶ月で約3,000円のスワップ金利が発生していることになり、
1年では約36,500円のスワップポイントがつく計算になります。


つまりは、1豪ドル80円だとして資金が100万円あれば
レバレッジを3倍で長期保有をした場合には以下のようになります。



100万円×3倍=300万円

300万円÷80円/1豪ドル=3.75万豪ドル

3.75×100円(1万通貨あたり)=375円/日
375円/日×30日=1万1250円/月
1万1250円/月×12ヶ月=13万5000円/年

 

一年後も豪ドルの為替レートが80円だったとすれば、
これは元手の100万円に対して年間利回りは13.5%にもなります。

※3.6円以上下落し、76.4円以下になった場合には損益は0になります。

 


利益13.5万円÷3.75万通貨=3.6円のため、3.6円下降すれば、
3.6円×3.75万通貨=13.5万の損失だからです。


もちろん取引する通貨量が多ければ、発生するスワップの額も大きくなりますし、豪ドルよりも更に高金利の通貨を取引すれば、収益も大きくなります。

 


ただしいくら高金利通貨と言っても、国の情勢が不安定な新興国の通貨に初心者が投資することはリスクが大きいので注意が必要です。

 

③ システムトレード(自動売買)

 

システムトレードとは、
あらかじめ決められた売買システムに従って機械的に売買を行う投資手法です。

具体的には、いくつかの売買のルールを決めて(場合によってはプログラムを組んで、)
それに従って取引を行うということです。


売買は基本的にルール通りに行うので、感情が入り込む隙はなくなり、
一回一回のトレードに一喜一憂することもありません。


決められた期間で必ず最終的に利益が上がるようにできていれば、
そのシステムは優れていると言えます。


損切りや利益確定の判断がうまくいかない人や、
自分の勘や判断だけでは結果がでない人にとって、システムトレードは強い味方です。



また時間があまりない人や日々為替の値動きをチェックするのが
面倒な人にも、うってつけの方法です。


当たり前ですが、問題は優れたシステム(ルール)を手に入れることが出来るかどうかです。

 

 

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